アニメ

コードギアスR2 『過去からの刺客』までから見るルルーシュの内面。

移動しました。

ルルーシュはマザコンなのかファザコンなのか問題。

この記事のコードギアスのところを読みつつ、感じ方は人それぞれだな。と思ったのですが、やはりルルーシュの本質はマザコンではなくファザコンにあると主張したくなったので、記事を書いてみます。 けどググったら、マザコン派の方が断然多いんですよね。本…

コードギアスR2 『ラブ アタック!』

沙代子さんとシャーリーの回でした。完。 結局、中華連邦でカレンに一緒に学園に戻ろうと言ったルルーシュが、学園ラブコメを展開できるという事実がいまいちシックリこないだよなぁ。その詐術的な感じが自分の中でのルルーシュ像と合わさらなくて、感情移入…

親戚の子と『もののけ姫』を見たら。

11才になる親戚の子とツタヤに行く機会に恵まれたので、『隠し砦の三悪人』を薦めてみたんですが白黒の時点で却下されて悲しかった。まあ、それで『もののけ姫』を借りたんですよ。親は借りてくれないんだそうですが、親戚ながら理解に苦しみます。無菌培…

コードギアスR2 『想いの力』

やっと見れた。この為に一週間頑張った気すらしますね。 今回で一番気になったのは、野暮と知りつつ、お前ら何語で喋ってるだよ。ということだったりはします。アニメだからという考えも当然あるわけだけど、今回は摩擦が多いので、やっぱり考えさせられる。…

そろそろヤンデレについて語りたくなった件。

『WHITE ALBUM』のアニメ化は、スクイズ辺りの流行を見て、今ならいけると思ったのでしょうが、そこで天いなに踏み切れないのが、葉の限界なのやもしれません。私は弥生シナリオが1シーンの美しさとしては一番好きだったりはしますけど、やっぱ主流は先輩な…

コードギアスR2 『神虎 輝く とき』

予定に反して、またギアスの話題を。だって面白いんだもん仕方ないよね。実際の話、ライトノベル作品の考察をがっつりやるのは、先行文献が少なくて色々と困難が多いです。ロマン主義的な運命観という自分で設定した裏テーマが重い重い。 閑話休題して、コー…

コードギアスR2 『朱禁城の花嫁』

やっと見た。一話分のタメがあれば随分と印象が違ったんじゃないか、と思ったりはする回でした。どう考えてもカレンじゃなくてロロを連れて行けば、チェックメイトだったというのもある。 日本の方を皇グループと逃げを打ちながら、中国の天子のイメージを日…

コードギアスR2『百万のキセキ』

世界編に突入するのは、1クール目を折り返した辺りかと勝手に思ってたので、話の展開も含めて忙しない印象を受けたのは確かですね。 まあ、日本編には一期の積み重ねがあるから、新しく広げにくいという部分もあるんでしょうが、ゼロのままナナリーと微妙な…

前記事の補足。

また『コードギアスR2』の話。そろそろラノベ畑に戻りたいような気もしますが、一度この濃密さを知ったら中々帰ってこれないもの。 先日「父ー子」ラインの話が気になるという話をしたんですが、背景にはルルーシュが成長しちゃったんで、スザクでは対立軸…

コードギアスR2『棄てられた 仮面』

とあるサイトを見てて、けど皇帝が全てを台無しにしちゃうんだよ、たぶん。と書き込みたかったんですが、他のサイトと関わる精神力を使い果たしたので、こっちに書き散らします。*1 見てて、結局のところ私は二項対立を基礎にしてしか物語を吸収できないんだ…

コードギアスR2の情報密度の関する放談

友達とコードギアスの情報量の話をしていて、結局「ボクの方がコードギアスを深く分かってるんだ!」的な意地の張り合いになったのですが、振り返ると面白かった気もするので、書き留めておきます。 とりあえず、莫大な情報量を処理するために、暫定的にいく…

コードギアスR2『太平洋 奇襲 作戦』

今更ながらに観賞。見終わった感想を素直に書くなら「どうしよう、このアニメまだ十八話も残ってるよ。」といったところでしょうか。 凄かったというか、たぶん今までも凄かったんだけど、私の見方が少し偏向していたので、感性が鈍ってしまったんだなと反省…

コードギアスが・・・

録画したまま見ないで寝かせておいたら、この記事で自分の願望が壮絶に破れていると悟ったので、日々の楽しみの一部が消失する。邪悪演出を沢山考えてたのに。*1 「過程」と「結果」の対立項は、第一シーズンで無効化されたのかと思ったんですが、第二シーズ…

ルルーシュ・ランペルージは全体主義の夢を見るか。

まあタイトルネタです。『終わりのクロニクル』を「戦後」の話として捉えるなら、全体主義を無視するなよ。という指摘を受け、それなりに考えたんだけど、ライトノベルで全体主義をある程度でも物語の中心に据えた話を読んだ覚えが無い。全体主義国家という…

私の邪悪ヒロイン好きの原点

少女革命ウテナDVD新装版が夏頃にでることが決定。旧いのは画質がよろしくないで、嬉しいこと限りないですね。 私にとってはエヴァよりウテナだし、綾波レイより姫宮アンシーなわけで。まあ、アンシーは正確に言えば邪悪ヒロインには入らないんでしょうが…

コードギアスR2の感想とか

ルルーシュは愉快な挙動をしてるキャラクターだなと見てて思いました。なんとなくシャアに似てるよね。このままの路線を突っ走ると、ナナリーに美味しいとこ持ってかれそうです。*1 ルルーシュは前作で「撃っていいのは、撃たれる覚悟がある奴だけだ。」との…

ヤンデレ小話

当初書こうとした内容は、視点キャラクターに如何に身体性を獲得させるか。あるいは『腐り姫』において五樹は如何に心中可能になったか。というものだったんですが、どうにもならなかったので放棄。 結局、自分はエロゲーで視点キャラクターに感情移入しない…

『デスノート』から『コードギアス』へ

『コードギアス』くらい押さえとくべきなんだろうなぁ。と思い、日曜の再放送を観賞してたんですが、結局我慢できなくなってTUTAYAで最終話まで借りてしまいました。 全体としては、凄まじい投げっぱなしを含めて中々面白かったですね。見る前は、アニ…

新・邪悪ヒロインという可能性

去年、唯一ブックマークを貰った話題を掘り返してみる。 前にも書きましたが、もはやヤンデレも時代の最先端では無いようです。まあ、ヤンデレという言葉が物語展開の一つのパターン付けられた名称である以上、ツンデレと同じく凄まじい速度で消費されるのは…

アニメを見て賢くなった話

今日、WOWOWでやってた映画をダラダラと朝から見続けていたら、『神霊狩/GHOST HOUND』というアニメの予告編を見た。 流石はプロダクション I.G制作というべきか、最後までアフォーダンスの話に終始するという尖った予告編だった。もちろん、私だって常識と…

ヤンデレブームを振り返りつつ

さてヤンデレブームも下火です。まあ、盛者必衰の理とも言うように、いつかは辿る道なわけで、それ自体は悲しむには値しません。 世間的な認知を受けて、今までは企画段階で落ちていたヤンデレ達が、日の目を見る可能性が確実に増えるだろうと考えれば、十分…

キャラクターが病むということ・傍論

この記事なんかも、ある意味では同じことを言ってるのかなと思う。より外部的な部分から規定しないと、キャラクターは病んだりしないということ。 というよりは、キャラクターの定義の仕方を変えると、キャラクターは原則的に病んだり出来ないのかもしれない…

キャラクターが病むということ

序文でも書いてあるように、「キャラクターが病む」という言葉の意味を探ることから、キャラクターの内面性についての考察を進めます。 まず、キャラクターとは何なのだろう。日本語にすれば登場人物になるこの言葉は、日常でもしばしば使われるようになった…

キャラクターが病むということ・序文

この記事を書いた時、自分の頭にあったのは、「公」と「私」みたいな使い古された道具で、邪悪ヒロインを説明できるのではないかということだった。 つまり、その二つの区別が存在しないことが邪悪ヒロインの持つ、ある種の純真さの理由であり、そういう日常…

空鍋という事象(2)

SHUFFLE!のアニメは、空鍋というヤンデレにおけるエポック的な存在を生み出したわけですが、実際のところ観賞すれば分かるように、ここで製作者側が意図したのは、明らかに『To Heart』以後に大量生産された似非ハーレムゲーに対する批判でした。 これはど…

空鍋という事象

リトバスの考察に終始してたら、世のヤンデレブームに乗り損ねたと反省。こんな企画もやってることですし、その火付け役の一つである空鍋について少し書いてみようかと思います。 アニメ版SHUFFLE!をリアルタイムで見ていた人は分かると思うんですが、この…