2008-01-01から1年間の記事一覧

今年度の素晴らしかった漫画ベスト5

というわけでお誘い頂いたのでギリギリですが、参加させて頂きたいと思います。この企画ですね。 一位 『医龍』乃木坂太郎 医龍 19 (ビッグコミックス)作者: 乃木坂太郎,永井明出版社/メーカー: 小学館発売日: 2008/12/26メディア: コミック購入: 2人 クリッ…

媚肉の香り

年末に黙々とエロゲを崩すお仕事。こういう作品はやっぱり前情報の有無がどうしても作品の評価を変えてしまう面が存在しますね。 まあ、やってれば彼女がそうであることは自明だとは思うんですが、それでも揺らぎを楽しめないというか、もう一捻りあるのでは…

チャイルド44

チャイルド44 上巻 (新潮文庫)作者: トム・ロブスミス,Tom Rob Smith,田口俊樹出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2008/08/28メディア: 文庫購入: 30人 クリック: 1,008回この商品を含むブログ (225件) を見る世間の流れに取り残されていないことをアピールした…

今回のベルセルクがとても良かったという話。

ベルセルク(31) (ジェッツコミックス) [ 三浦建太郎 ]ジャンル: 本・雑誌・コミック > コミック > 青年 > 白泉社 ジェッツCショップ: 楽天ブックス価格: 626円ヤングアニマルで連載している今回のベルセルクにちょっと感動してしまったので、一つ書いて…

『神のみぞ知るセカイ』について

神のみぞ知るセカイ 2 (少年サンデーコミックス)作者: 若木民喜出版社/メーカー: 小学館発売日: 2008/10/17メディア: コミック購入: 5人 クリック: 42回この商品を含むブログ (126件) を見る私の狭いネット観測範囲によると、どうも『神のみぞ知るセカイ』が…

漆黒のシャルノス

漆黒のシャルノス -What a beautiful tomorrow-出版社/メーカー: Liar-Soft発売日: 2008/11/21メディア: DVD-ROM クリック: 12回この商品を含むブログ (18件) を見る今ではライアーソフトのメインライン『蒼天のセレナリア』『赫炎のインガノック』に続く桜…

おがきちかの天才を褒めてみよう。

Landreaall 1 (IDコミックス ZERO-SUMコミックス)作者: おがきちか出版社/メーカー: 一迅社発売日: 2003/03/26メディア: コミック購入: 30人 クリック: 180回この商品を含むブログ (117件) を見る『Landreaall』の最新巻の感動がまだこの胸に残っているよ。…

Landreaall(13)

Landreaall 13 (IDコミックス ZERO-SUMコミックス)作者: おがきちか出版社/メーカー: 一迅社発売日: 2008/11/25メディア: コミック購入: 13人 クリック: 49回この商品を含むブログ (66件) を見る素晴らしい漫画を読んだ。傑作である。物語好きでこの作品にま…

マクロスF 「クロース・エンカウンター」

[rakuten:book:12892709:detail] レンタルで今更ながらに見始めたました。一話目を見終わった後に残ったのは、リアルタイムで見とけばよかったという後悔であり、この設定の中でどれだけドラマを動かしてくるのかという好奇心であり、その評判を聞いてる身と…

空の境界 矛盾螺旋

空の境界(下) (講談社ノベルス) [ 奈須 きのこ ]ジャンル: 本・雑誌・コミック > 文庫・新書 > 新書 > その他ショップ: 楽天ブックス価格: 1,404円広大な電子の海の片隅で呟やきを交わす機会がありまして、興味が湧いたので滑り込みで見てきました。実は…

霞外籠逗留記

霞外籠逗留記(かげろうとうりゅうき)出版社/メーカー: raiLsoft(レイルソフト)発売日: 2008/07/25メディア: DVD購入: 1人 クリック: 8回この商品を含むブログ (8件) を見るライアーソフトの別レーベルであるレイルソフトの一作目を飾る本作ですが、その志を…

霞外籠逗留記について思うこと。

嘘屋の新作が出る前に消化しようと思いプレイを開始したのですが、これはちょっと面白いですね。体験版をDLすれば分かるけど、デフォルトでは文章が縦書きだったり、システムそのものが特徴的。 ライアーソフトは独自性が強いメーカーなんで、新規のプレイ…

SEVEN-BRIDGE

SEVEN-BRIDGE出版社/メーカー: Liar-Soft発売日: 2005/02/18メディア: DVD-ROM クリック: 8回この商品を含むブログ (21件) を見る自分の中で『腐り姫』が完璧なまでに総括されてしまいまして、寂しいやら、悲しいやらなので、七橋のレビューでも書きます。よ…

天は赤い河のほとり

久しぶりに読み直す機会を得たのですが、ダイナミックな漫画ですよね。今の漫画の基準で言ったら大味という評価も可能なストーリーだとは思うのですが、枝葉を潔く切り捨てることによって、一種の形式美すら備えていると言えるのではないでしょうか。 物語は…

EX完了のお知らせ。

買ったので、律儀に全編クリアしました。基本的に自分が無印でした考察はそれほど外れてなかったと思います。 葉留佳シナリオが現実でどの程度まで起きてたかが外れたのかな。同ライターのクドリャフカの例を見ても、本人が覚えているかどうかは判断材料とし…

神霊狩/GHOST HOUND

[rakuten:ebest-dvd:11055050:detail] 途中で止まってたんですが、こないだWOWOWで全話放送してたのを録画して最後まで見ました。 このアニメは、魂抜けという現象によって幽世と呼ばれる異界の一種に入ることができる少年達の物語なんですけど、衒学趣…

境界線上のホライゾン(1)下

境界線上のホライゾン(1 下) (電撃文庫) [ 川上稔 ]ジャンル: 本・雑誌・コミック > ティーンズ文庫 > ティーンズ文庫 > 電撃文庫ショップ: 楽天ブックス価格: 961円なんかズルズル更新を怠ったので、とりあえず本の感想などを。 前作の主人公である佐山…

コードギアスの総括らしきもの。

私がR2を最後まで見て率直に思ったことは、ルルーシュは結局のところ行為の責任の大きさを真正面から捉えることが出来なかったのだな、ということだった。 その組織に、システムに入れない人はどうするの。それは違うってどうやって言えばいいのよ。 カレ…

注意。

『コードギアス』がよく出来たエンターテイメントであることは、私も含めて多くの人が認めているわけで、もともと固有のものに過ぎない「倫理」みたいなものを振りかざして、作品の評価をどうこうするというのは的外れであるのは重々承知の上で書きますから…

コードギアスR2・雑感。

私はタイトルの「Re;」はC.Cの最後の言葉に掛かってるんだと思う派ですが*1、王道な最終回で良かったと思いますよ。 よく言われるように、展開の速さから人を振り落とすところが多々あったアニメでしたから、最後を王道で締めることによって、良質のエ…

アイアンマン

『アイアンマン』見てきました。上のタイトルに少し誤謬があって、正確には「カッコイイ暴力が嫌いな男子なんかいません!」というのが、この映画の言いたいことなんじゃないかと思ったりします。 とにかくプロトタイプを経て完成したアイアンスーツのメカニ…

誰がルルーシュのギアスを破るのか。

他の人が書いてる最終回予想を見てたら、なんか自分も書きたくなったので、ちょっろと書きます。 シャルル打倒後のルルーシュにとって一番大事な価値とは、人の可能性たる「明日」と、それを生み出す源である「想いの力」だと私は考えています。 そして、そ…

EXプレイ雑記(1)

いまさらながら『リトルバスターズEX』を消化しているんですが、小毬、クドリャフカ、葉留佳をクリアした現在の感想だけ書くと、無印より各シナリオの完成度は確実に上がってますね。特にクドのシナリオはかなり分りやすくなってて、無印にシナリオ修正パ…

コードギアスR2 『ダモクレスの空』

まあ、色々と思うところもあるのですが、それは最終回が終ってから総括という形にすればいいので、単発の感想を。 常識的に考えてダモクレスの乗員にギアス対策してないとか。みたいな感想を抱かなくもなかったけど、シュナイゼルには勝者たる資格が存在しな…

イティハーサ

イティハーサ (1) (ハヤカワ文庫 JA (639))作者: 水樹和佳子出版社/メーカー: 早川書房発売日: 2000/05/01メディア: 文庫購入: 5人 クリック: 165回この商品を含むブログ (25件) を見る漫画ナツ100を選んでた時に、他のサイトの方を見て読んでみたいと思…

区切り。

5万PV越えてる。やっぱり地味に嬉しい。

シュナイゼルの底を求めて。

というわけで、ディートハルトにゼロの「混沌」に比して「虚無」と称されるシュナイゼルについて考えたことを少し書きます。 「悲しいね、コーネリア。」に続く言葉 シュナイゼルはコーネリアを撃ちながら上記の言葉を呟きます。この後に続くとするなら「兄…

コードギアスR2 『シュナイゼルの仮面』

死亡フラグって言葉が馬鹿みたいな回でした。あそこで玉城とは一体誰が想像したでしょうか。 コーネリアが死んだのは、ルルーシュとイーブンにする意図ではあるんだろうけど、ナナリー周りも含めてシュナイゼルの深遠を示してもいますね。 富士山で救われた…

溺れるようにできている。

溺れるようにできている。 (まんがタイムKRコミックス エールシリーズ)作者: シギサワカヤ出版社/メーカー: 芳文社発売日: 2008/08/27メディア: コミック購入: 12人 クリック: 256回この商品を含むブログ (66件) を見るシギサワカヤが同時に二冊出した漫画の…

コードギアスR2 『皇帝 ルルーシュ』

間違って消したので二度目。 新しくネットの片隅で独り言をつぶやく仕事を始めたんですが、性に合ってて実に楽しいですね。この放置されてる感覚がたまりません。 今回のルルーシュの行動をプラスに評価するなら、兵へのギアスは最後に自分が全ての責任を引…