コードギアスR2『棄てられた 仮面』

とあるサイトを見てて、けど皇帝が全てを台無しにしちゃうんだよ、たぶん。と書き込みたかったんですが、他のサイトと関わる精神力を使い果たしたので、こっちに書き散らします。*1
見てて、結局のところ私は二項対立を基礎にしてしか物語を吸収できないんだなと思ったりはしました。ナナリーから意識をそらした瞬間にパパンに対する注目度が急上昇した。
だってスザクの出世の仕方が異常なんだもん。私はラウンズの地位っていうのは名誉職の類で、軍功を上げたから出世させないといけないんだけど、軍部との兼ね合いで問題がある人たちをプールしとく為に存在するんだと思ってたんですよ。女子供、名門貴族の倅、植民地出身者なんて典型でしょ。
それで軍部には純血派ともう一つのグループがあって、陣地の取り合いをしてると想像してたんですが、スザク君の立派な指揮ぶりを見る限り、そんな複雑な内幕は無いというか、ブリタニアには戦争を統括する軍部が存在しなくて、皇帝が基本的に一人で全部仕切ってるという設定な気がしてきた。*2
つまり何が言いたいかというとですね、神聖ブリタニア帝国って基本単位を地域に拡大しただけの黒の騎士団なのかなと、考えたりするわけですよ。*3そうして、ルルーシュにおけるナナリーが、皇帝における神殺しにあたるのかなと。
今回の話っていうのは、ロロが不憫で泣きそうになりましたが、基本的にはルルのナナリー離れの回であり、人間的な成長の回だと思うんですね。
そうするとやっぱり、「父親ー子」のラインがどうしても重要になってくるから、そこにどうゆう処置を加えるかが、これからの展開をみすえる上では重要な気がする。
「間違ってるのは世界の方だ。」
最終話で彼は、そう言えるのだろうか。そんなことを思った一話でした。

*1:同じサイトに連日リンク張るのがキモい気がしたというのも大きい。

*2:シュナイゼル皇子も全貌を把握してない旨の発言してたし。小説版には設定があるみたいだけど。

*3:皇帝に煩悩の数だけ妃がいるもギャグじゃないんだぜ。