コードギアスR2 『想いの力』

やっと見れた。この為に一週間頑張った気すらしますね。
今回で一番気になったのは、野暮と知りつつ、お前ら何語で喋ってるだよ。ということだったりはします。アニメだからという考えも当然あるわけだけど、今回は摩擦が多いので、やっぱり考えさせられる。
だってゼロと大宦官の会話じゃなくて、天子と大宦官の会話でも物語上では問題ないと思うんだよね。後者にすれば、言語に関する問題が表面化せずに済むわけで、故意に摩擦を作ってるように思えてなりません。
言語について全く頓着しないというスタイルな可能性もあるわけですが*1、少なくともニーナとカレンの会話って英語だったんだろうなぁ。とか考えるとシーンに深みが増す気はします。
展開としては、シュナイゼルにチェスの趣旨返しをするんだろうという大枠の予想は当たったんだけど、大外から別のキャラがまくって来たので、兄の物語における重要度は下がった感じですね。振り返ると中華連邦編って何だったんだろう的な気配が濃厚です。
ある種の反復の過程と考えるなら、百万の蜂起→中華連邦の蜂起→全アジアの蜂起。というプロセスを想像できなくもないですが、演出面が荒いという印象はいなめない。今回の民衆蜂起だって現実の中国のイメージで補強してるから成立してるけど、何をどうやって蜂起させたのか、物語上からは理解できないと思う。
しかし、学園編は凄いですね。最後には皇帝が校長として赴任してきそう。
物語に対する移入度が落ちてるなぁ。なんか大きな筋を放して瞬発力だけで楽しんでる部分が回を追うごとに増えてる気がする。どうしたものか。

*1:日本人の心うんたら言ってた時に、言語にも言及してるから全く意識がないわけではない。