雑記その2

異世界はスマートフォンとともに。1 (HJ NOVELS)作者: 冬原パトラ出版社/メーカー: ホビージャパン発売日: 2015/05/22メディア: Kindle版この商品を含むブログを見る『異世界はスマートフォンとともに』のアニメ版一話の蔑称に「虚無」というのがあって割と…

雑記その1

相州戦神館學園 万仙陣 マキシシングル「憧憬ライアニズム」出版社/メーカー: light発売日: 2015/04/24メディア: CDこの商品を含むブログを見る 前書き 数か月前の自分は下の文章をノリノリで書いていたはずで、今も内心ではこれで最低限のラインには到達し…

妖怪と小説家

妖怪と小説家 (富士見L文庫)作者: 野梨原花南,けーしん出版社/メーカー: KADOKAWA/富士見書房発売日: 2015/12/11メディア: 文庫この商品を含むブログ (2件) を見る一般論として、小説家と読者の蜜月というものは長くは続かないものだ。長年一人の作者の作品…

『くま クマ 熊 ベアー』を読んで思ったこととか。

くま クマ 熊 ベアー (PASH! ブックス)作者: くまなの出版社/メーカー: 主婦と生活社発売日: 2015/06/05メディア: Kindle版この商品を含むブログを見る先に断わっておくと、特に感想とかではなくポエムです。かつてエロゲに費やしていたリソースの半分くらい…

5秒童話

5秒童話 (ジャンプコミックス)作者: 第年秒出版社/メーカー: 集英社発売日: 2015/07/03メディア: コミックこの商品を含むブログ (3件) を見るミステリの「フェアさ」というものは、文字という個々の情報量が均一に近い表現形式を基準として成立しているので…

『その可能性はすでに考えた』について適当に

その可能性はすでに考えた (講談社ノベルス)作者: 井上真偽出版社/メーカー: 講談社発売日: 2015/09/10メディア: 新書この商品を含むブログ (15件) を見るデスゲームものというサブジャンルを現代ミステリの領域の一角に置くとするなら、その極めて特殊なバ…

キャンディリミット

人類に馴染み深いオブセッションを「裏帳簿」を通して表現した経営シミュレーション。 傑作。 以下、ネタバレ注意。

チャッピー

もはや半年に一度の生存報告になっている感もありますが、気にしない方向で。チャッピーアーティスト: ハンス・ジマー出版社/メーカー: Rambling RECORDS発売日: 2015/05/20メディア: CDこの商品を含むブログ (5件) を見るサイコ―。の一言に尽きる。 もし日…

ユリ熊嵐・一話のとりとめもない雑感

[rakuten:es-toys:10723490:detail] 良く分からなかったというのが素直な感想だったりする。 公式HPのキャラクター紹介を見ると、トップに来るのはクマである百合城銀子なので*1、椿輝紅羽の物語一本で行くのか、もう少し群像劇風に行くのかは二話を以降を見…

近況とか

自分がブログを更新できない理由をぐだぐだと自己分析しても、さしてエンタメであるとは思えないので、とりあえず試行錯誤など。さみしいひと (花とゆめCOMICS)作者: 斎藤けん出版社/メーカー: 白泉社発売日: 2014/06/05メディア: コミックこの商品を含むブ…

帰ってきたヒトラー

帰ってきたヒトラー 上作者: ティムールヴェルメシュ,森内薫出版社/メーカー: 河出書房新社発売日: 2014/01/21メディア: 単行本この商品を含むブログ (31件) を見る現代ドイツにヒトラーが蘇えったら、モノマネ芸人だと勘違いされて、あれよあれよという間に…

風立ちぬ

割と好きな映画ではあった。何か一つの主題にそって、感想を展開するのは、どうにも自分が受けた印象から離れるだけにしか思えないので、一番印象に残ったシーンをあげると、先輩が作った飛行機の試験飛行を見ているときの主人公の描写ということになる。 三…

SOUL CATCHER(S)

七夕がこのブログの開始日なんだけど、書くネタが無いと零していたら『SOUL CATCHER(S)』の感想でも書いたらどうですかと勧められたので、書いてみんとす。実はミスマッチものというか、主人公の能力からすれば本来の用途ではない使い方をさせられる話なのか…

『LOVELY×CATION』の感想にかこつけた何か

LOVELY×CATION2 初回限定版出版社/メーカー: hibiki works発売日: 2013/04/26メディア: DVD-ROMこの商品を含むブログ (3件) を見る言い訳も虚しいで、さっさと本題に入ります。アベンドとかプレゼントによるルート分岐とかはまだ全部押さえてないのですが、…

『ガンナイトガール』の感想と何か

ガンナイトガール 通常版出版社/メーカー: CandySoft発売日: 2012/12/21メディア: DVD-ROM クリック: 16回この商品を含むブログを見る正直、キャンディソフトを舐めていたというか、『つよきす』の続編を未だに出し続けているとこ。みたいなネガティブなイメ…

フライト

見たら、なかなか良かったのでネタバレ全開で感想など。 内容を知らない人のためにストーリーを要約すると、主人公が操縦している旅客機に致命的な故障が発生し、あわや墜落かと思いきや、彼のとっさの機転で不時着に成功。主人公は多くの乗客の命を救った「…

近頃読んだものを適当に

謹賀新年。 一本目の感想を書きたかっただけなんですが、字数がさみしいので三本ほど。 『チマちゃんの和箪笥』 チマちゃんの和箪笥 (マーガレットコミックス)作者: 佐野未央子出版社/メーカー: 集英社発売日: 2012/12/25メディア: コミック クリック: 2回こ…

月曜日の空飛ぶオレンジ

月曜日の空飛ぶオレンジ。 (1) (まんがタイムKRコミックス)作者: あfろ出版社/メーカー: 芳文社発売日: 2012/09/27メディア: コミック購入: 4人 クリック: 94回この商品を含むブログ (15件) を見る面白かったから、読んでくださいね。ぐらいで済む話で、わざ…

トガニ 幼き瞳の告発

何とか滑りこみで見たので、思ったことなどを。 おそらく、この映画はかなり「正解」に近い。何の「正解」かと言うと、見ている人間の口いっぱいにクソを詰め込むという手法のである。 こいつ何を突然言い出したんだ。と思う人が大半だろうが、ある一定の期…

『平グモちゃん−戦国下剋上物語−』

平グモちゃん-戦国下克上物語-通常版出版社/メーカー: Liar-Soft発売日: 2012/07/27メディア: DVD-ROM クリック: 7回この商品を含むブログを見る生存報告をかねて、ライアーの新作の感想などを淡々と。 割と古くからライアーのゲームをやってる人が喜びそう…

恋愛ゲームシナリオライタ論集 30人30説+

公開してもかまわないということなので、とりあえず、こっちだけ公開しておく。ちょっと読み返したら語尾が神経質過ぎてアレだったので、それだけでも直そうかと思ったのだが、序文の時点で飽きたので基本的に印刷されたものと同じである。もう一つの方は、…

『世界でいちばんNGな恋』についての感想

世界でいちばんNGな恋 廉価版出版社/メーカー: HERMIT発売日: 2010/03/26メディア: DVD-ROM購入: 8人 クリック: 78回この商品を含むブログ (6件) を見る星の巡りに導かれて『世界でいちばんNGな恋』を今更ながらにやったら、珍しく嫌な作品だったので、備…

花散峪山人考

花散峪山人考出版社/メーカー: raiLsoft(レイルソフト)発売日: 2011/11/25メディア: DVD-ROM購入: 1人 クリック: 38回この商品を含むブログ (2件) を見るraiL-softの過去三作をやってきた人間として、このゲームの一章をプレイしたとき、作品に秘められたポ…

言い訳

さて心機一転、前回の記事の言い訳です。 問題点は色々とあるのですが、一番の問題はエロゲの「主人公」をめぐるモデルを上手く作品と馴染ませることが出来なったことにあるのかなと思います。 細部を切り捨ててADVにおける「主人公」のモデルを考えたと…

言われるまでもなく酷い。作品を削って、自分のモデルを貫通させれば、もう少しまとまったものにも出来たのだろうけど、実際の作品がそうなっていないのに、そうするのも嘘つきかなと思い、基本的には没原稿からコピペしてでっち上げてみたりした。 この後に…

当初から、わたしにとって焦点を成していたのは七橋における「声」の問題だった。言うまでもなく、クゥ・クランの読心能力に関するボイスとテキストの差を用いた演出は、この作品のユニークな部分として周知されている。 だが、一般にこの部分は演出としての…

七橋惨敗記

結局、まとまらないでやんの、という話。 もういいかげんに完成する見込みが永久にないであろう文章に手を入れるのに疲れ果てたので、構成+αだけを書き記すことにしたい。

ヨタトーーーク

二回目にして既に書きあぐねたので、我ながらどうかと思う。 近年ずっと考えていたことに、ADV式エロゲ*1における時間経過というお題がある。つまり、これらのエロゲの内部には一般的な映像作品に仮構しうるような、作品世界固有の時間経過というものが存…

ヨタトーーク

あけましておめでとうございます。適当にアウトプットしたら、頭がすっきりするかな。などと思ったので、去年に考えてたことを垂れ流してみようかなと。 去年の前半に考えていたことに、エロゲの「主人公」の在り方を、どのような形象で把握するべきか。とい…

補足。

友人から笑っちゃうくらい面白くないですね。と言われたので、前回の記事の書き足し。実際の話、ここからは個々人の感覚の問題であって、エクストリームスポーツの一種な気がしないでもない。 個人的に考えていたのは、何故に私を含めて多くの人が、無印より…