追加みたいなもの。

偽りの劇場の「偽り」は、ルルーシュじゃなくて皇帝にかかると思う根拠は何なの、馬鹿なの。
と言われたので、少し補足。もちろん「偽りの劇場」という言葉は、世界を単純に二分する本来ならありえない状況を指していて、そのマクロな状況は本質的に世界を皇帝と自分の二人のゲームと捉えるルルーシュの内面と対応していると考えられます。
だからシュナイゼルルルーシュの内面さえ理解できていれば「偽りの劇場」という言葉を導きだせるだろうし、そういう意味で「偽り」がルルーシュにかかるという捉え方は当然でしょう。
まあ、ニュアンスの問題なんですけど、あの台詞は皇帝がわざわざ二項対立の世界に降りてきた的な含みがあると思うんですよ。この見識の正しさは視聴者レベルでは保証されるわけで、これはシュナイゼルが皇帝の本意を代弁してるんだと私は解釈してて、だからシュナイゼルはこの台詞を放てる程度のは皇帝のことが分かってる設定なんだなと思ったわけです。解釈は迂遠でも理解は一瞬というのが、このアニメの魅力だよね。