私的な本棚の利用方法。

私も書痴の片隅くらいにはいると思うので、本棚をどれぐらい有効に使うかというのは、アンテナを張り巡らせてるところなんですが、基本的に私と同じ方法を薦めてる人を見たことがないから、一つ主張してみようかと思った次第。*1
やっぱ個人的には、自分の読んだ時系列順に並べるのが楽しいと思うんですよね。
結局、レーベル分けとかシリーズ分けって、綺麗にはなるけど、自分と何の関係もない訳で、そんなマクロなコスモスより、自分だけの読書遍歴を優先する方が、私は重要だと思うんですよ。
複数巻を読み返す時にめんどくさいという意見もあるとは思いますが、そういう時って一巻から追っていくパターンが多いから、一度読んだら時系列の一番前に置けば、二度目からは問題は解決しますし、時系列から抜いて空いた部分も前後の本があれば、結構簡単に記憶から補完できるもんですよ。
まあ、パソコンでは時系列管理やってるという人も多いと思いますけど、データと実物の本では想起される記憶の質が全く違うし、自分の読んだ本が時系列に並んでると、ちょっとした自分史なので、後で振り返って「こんな硬い本続けて読んでるよ、若かったな。」とか「そうそう、この時期にこの人の本と出会ってまとめ読みしたんだよ。」とか感慨にふけるの凄く楽しいんだよね。*2
キャパの問題があるから、完璧に再現するのは無理なんだけど、二年分くらいあると結構発見もあって、得るも多いと思うので、人生を豊かにするライフハックだと思う。八年間、本棚に『ガラスの仮面』が居座るみたいな弊害もありますが。

*1:「超」整理法って書類の整理法なんだよね。

*2:友達に、お前は本当に自分が好きだな。と言われましたが、気にしない。