Dies irae〜Acta est Fabula〜
Dies irae ~Acta est Fabula~ 完全版初回版
- 出版社/メーカー: light
- 発売日: 2009/12/25
- メディア: DVD-ROM
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俗に「怒りの庭」と呼ばれる双璧の片割れにして、ついに真のピリオドを迎えた本作です。私は不心得者なので、前二作は評判を見て買いもしなかったのですが、この完成版は正真正銘の傑作です。プレイ後にもまだ残る心の高ぶりの前には、多少の瑕疵など問題にはなりえません。度し難いほどのバトルオペラが貴方を待っています。やりましょう。燃えましょう。行き着きましょう。ということで、お勧めです。
ここからはいつも違う文体にチャレンジしてみますが、戯言にも劣ること必定なので、流してください。
香純ルート
蛍ルート
- 巷で話題の「自分の感情の表出を苦手とし、にもかかわらず思い入れや情が強そう」なキャラですね。私は最終ルートのが一番好きです。
マリィルート
- 完成版前ではこれがTRUEだったわけで、納得の盛り上がりだが、結論ありきだとは感じた。
玲愛ルート
- Q:起源と既知感の関係性を答えよ。A:起源を超えるとそこは既知感だった。
- 既知感という一般が存在するのに、個々の特殊にこだわる理由がよく分からない。展開上の都合なのか。ベイの自己満足発言とか持て余す。
- バタフライ・エフェクトの極致みたいな展開が多数あるが、全てニートが悪い。
- 主人公が絶望に試され切ってるか微妙なのに、勝手に宇宙大戦が始まる。突破は必定であれば、邪魔するものは誰であろうと容赦なし。
- 宇宙大戦は宇宙大戦だと判明するまでの盛り上がりが至上。ここまで来ればみんな薄々勘付いているが、ナチ的記号とかもはや邪魔なわけです。
- 獣殿一同、純粋な破壊の幻想、神話へと変じている。白眉。
- ルサルカ寄りで出るED後のシーンも結構好きだが、本当はニートに全責任を被せる話を書きたかった訳ではない気がするので、もにょもにょ。
- 終わってみれば、近年に稀にみる壮大な伽藍だった。plaudite!
個人的にはすっきりしましたが、電波どころか雑音にしかならなかったですね。どう考えても、作品の消化が足りていない。二度とやらないと誓います。二月にはリベンジすると思う。