今週の医龍が結構気にいってる。

スペリオールを立ち読みしてたら、素晴らしい台詞の一群の遭遇したのでメモ。
なんか切り抜くとチンケなんだけど、一文を持ってくるなら

権力は美しい。

という一語につきる。この場面、この状況で、そう悟れてしまうのは、ある意味でとても悲愴なことなわけですよね。この回で彼が披露する人間への見識の深さがあれば、別の結論もありえたはずなのに。
「何か」になるという行為は、自らを削り取り「何か」に近づけることを意味するとするなら、彼の決意は喜劇ですらありますが、それ故に考えさせられる自分がいます。
世界を削りたいと思うほど青くはないつもりですが、人間には削りカスを愛しむ時間も必要だと思うんだよね。ロマンチストの言葉なのは百も承知だけど。