時事ネタ

三度目にして自分の守備範囲と、時事ネタの組み合わせの悪さを自覚しました。しかし、考えると二回目も既に時事ネタでは無いので、開き直っていきたいと思います。
さて、やはり今月のニュースの目玉は中国関連でしょう。
その中国最大の関心事と言えば、もちろん北京オリンピックです。外では、ダルフール関連でジェノサイド・オリンピックと呼ばれ、あげくスピルバーグにも逃げられるし、内では、五輪豚とか育てて、北京市民のブーイングを浴びたりと、幸先の悪い今大会ですが、中国共産党はやれば出来る子なので、それなり成功するだろうと個人的には思ってます。*1
まあ、失敗して北京関係のポストが空くのも、政治の駆け引きを外から見られる身としては、楽しそうではあるんですが。
けど自分の周りを少し離れると、この楽しさを理解してくれる人間が少ないので、簡単に今の情勢を説明して、仲間を増やそうかと思います。
中国の現在のトップは、言わずと知れた胡錦涛です。胡錦涛はトップになってから、前任である江沢民をドンとする上海閥の政治的影響力を剥ぐことに力を入れてきてました。*2この点では、胡錦涛はほぼ完全な勝利を挙げたのですが、後継者の選任では、自分の意図を通すのに失敗しました。
現在、中国の次の最高権力に最も近いとされているのは、習近平なんですが、この人は胡錦涛の出身である中国共産主義青年団共青団)の人間ではなくて、高級幹部子弟グループである太子党のリーダーです。
胡錦涛は、李克強という共青団の人間を引き立てたかったんですが、不運も重なり、序列、政治ポスト、どちらでも習から離されてしまいました。
しかし、胡錦涛の退任はまだ先の話、これからも太子党共青団の権力闘争が続きそうなので、近い大国の事でもあるし、少し気にしてみるのも良いかと思います。

政治関連の記事は難しい。間違ったことは書いてないつもりけど、正確さに欠ける自覚が。
太子党って共青団な中にもいるから、一概に対立じゃないというか、中国共産党上層部では、体制存続のためにも太子党を任用していく路線は確定していて、むしろ特権を使って経済方面で荒稼ぎしてきた太子党に対する国民の反発が問題という話もありますしね。
このヘボ記事で興味が少しで湧いたら幸いです。

*1:自分のやりたいことしかやらないのが頭の痛いところなんだけど。

*2:曾慶紅を失脚させるのに熱心だった。