続・ライトノベルの話あれこれ

昨日の記事には、具体的なライトノベルの文体の話が欠如してた。結局、よほど自分が好きな作家でもない限り、文体の話をするために読み返さないし、それで誰かと文体の話で盛り上がれるわけでも無いので、やる気が欠けるんですよね。
本当に意味ある何かをしようとすれば、電撃、富士見、角川から売り上げ順か有名どころで十作ずつピックアップして文体を精査したり、そこから仮説を立てて、より広い範囲に適用出来るか、試したりする地道な作業が必要なわけで、趣味の読書と言うか、もはや仕事の類で、全く面白そうな気配がしない。
けど、変わったサンプルがあれば、それらの細かい作業を飛ばして、一足で仮説の段くらいまでは行けるかもしれない。
例えば、少なくとも十年以上の経歴を持ち、作品は典型的なライトノベル的内容を含み、一年に三作は出してて、文体は特徴的で、しかも文体表現が安定してからラノベレーベルの移動してる少女小説家とか理想的。
まあ、野梨原花南の話なんだけど。というわけで、川上稔の話題が決着したら、次は野梨原花南の文体の話題でいこうかと思ってる。どんどんマイナーになってるので、その次は有名どころに回帰する予定。西尾か森か清涼院かな。