鈴の役割は一体何なのかという話

milkyhorse(Rosebud Side)さんのところが、『ONE』から『リトルバスターズ!』までのファンタジー世界観の考察という、実に興味深い試みを始めていますね。言葉の使い方一つ取っても、自分の考察とは厳密さが違って、ただただ関心するばかり。
私にとってリトバス最大の問題は、来ヶ谷唯湖の二種類のEDの配置の意味だったので、それに自分の納得できる答えを出せて、それなりに満足してるんですが、棗鈴の存在を「完璧なお客さん」的な存在としてしか説明できなかった。
イメージの話をすれば、鈴は「永遠の世界にいる少女」の直系に属しているわけで。『ONE』において浩平の帰還によって残された彼女を、『リトルバスターズ!』では理樹が手を引き「永遠の世界」から連れ出すのだ。という感想を海に変わったスタート画面を見ながら抱いた人も多いと思うんですよね。*1
だけど、自分の考察によれば最後の残ったのは来ヶ谷であり、鈴の意味性は宙に浮いたように見えます。その一方で、神北小毬の存在そのものが、『ONE』の瑞佳を意識されている以上、彼女の最後の登場は、鈴の持っている意味性を示唆しているように見える。
そこら辺で私は思考が煮詰まってしまいましたが*2、上記のサイトはズバッと解決してくれそうな気配がします。ぜひ御一読あれ。

*1:CLANNADのは現出した感じがする。個人的な感想だけど。

*2:理樹の視点から見れば、最後は鈴なわけで。的な説明は出来るんだけど。全体的な美しさに欠けるのは認めざるえない。