自虐

いや、リトバスネタなんですけど。自分の考察にしたがって来ヶ谷シナリオを見直した場合、一度目のEDにおいて姉御は自分だけの「永遠の世界」にいることになるわけじゃないですか。*1
そうすると、オープニングが海に変わった後、理樹を中心とした「夢世界」は解消されてるわけだから、その後にプレイされる世界というのは姉御が「永遠の世界」で見ている回想なわけですよ。
これは再プレイをした場合でも作品の基本構造を壊さないことを意識したもので、わざわざ二度目のEDを全クリ後に置く理由なんでしょう。このゲームデザインの精度の高さは凄いと純粋に思います。
ただ、この局面における姉御の存在の意味するところを考えるとね。姉御は「永遠の世界」という虚構から、「夢世界」という終わってしまった虚構を眺めている。そして、最後には現実に帰るわけです。
じゃあ、メタという解釈で、リトルバスターズを考察してる私は、一体何処にいるんでしょうか?まあ、戯言だけど。

*1:自分の解釈によらなくても、周囲の記憶の喪失、本人の消失、一年後の帰還など、来ヶ谷の「永遠の世界」行きを示唆する小道具は多い。