境界線上のホライゾン(1)上

せっかくブログやってんだから雑感でも書いとこうかと思った次第。
ちょっと想像してたのと違った。何度も繰り返される歴史の中で、役割を演じることの意味、一将功成りて万骨枯る、という物語を自覚的に解体する小説なのかと考えたりしてたんですが、そこは川上稔、今回も終焉へのカウントダウンは既に始まってる案配でした。
まあ主人公の近くに、そういうことを考えるであろう無乳っ子が配置されてるので、そこら辺も示唆されるのかなという気もしますけど。
今回はかなり歴史を巻き戻して、群雄割拠の戦国時代でドイツ三十年戦争の再演ということらしいですが、やっぱり神州の状況を考えると、重奏統合争乱はWW2の暗喩ではあるんでしょうね。世界政府樹立の話だったりするのかしらと思ったりもしますが、とりあえず下巻待ち。
ちなみに後書きこみで543Pでした。あと表紙のカバーの裏にホライゾンのラフがあります。
少し書き足せば、強臓式で『どろろ』やる話だろうから、副読本は『伯林』かなって感じ。五大頂が誰になるかで妄想が広がったりもするよね。あと独逸って何があったんだろうなとは思った。